Blogブログ

JST Gain Reduction 2 レビュー


◆Gain Reduction 2 とは

Joey Sturgis Tones(JST)のボーカルミキシングツール。

 

独特の強いサチュレーションとコンプとイージーコントロールで、ロックやメタル系のミックスに絶大な人気があった「Gain Reduction」の後継機です。

 

◆レビュー動画あげました

レビューと併せてGR2を使ったボーカルミックス方法を動画で解説しましたので是非ご覧ください!

 

 

 

◆GR1との違い GUI

こっちがGR1で、

 

 

これがGR2。

パラメータが増えて一見難しそうな印象ですが、操作すると一つ一つ効きが強いので分かりやすいです。

 

 

◆GR1との違い 音質

GR1に比べるとサチュレーションの中低域の持ち上がり方がスムーズで独特のクセの強さが薄まっているように思いました。

 

基本的なコンプ感は変わらないですが、GR1を愛用していた人ほど中域の差に最初は戸惑うかもしれません。

 

◆新機能 LIGHTモード

LIGHTモードにすると名前のとおりコンプレッションとサチュレーションが軽めになります。

軽めといっても普通のコンプと比べると強めなのでこっちでも十分な感じがします。

 

 

◆WARMTHとAIR

下側に大きなつまみで「WARMTH」と「AIR」が追加されました。

 

WARMTHはサチュレーション量を更に増やすことができて、AIRはプレゼンスの空気感を持ち上げることができます。

 

どちらも75%辺りから急激に効きが強くなるので、つまみが大きい割に微調整が難しいです。

 

◆BREATHとSIBILANCE

中央4つのつまみの下側に「BREATH」と「SIBILANCE」があります。

 

BREATHは息継ぎ音が目立つ際に抑える用途、SIBILANCEはいわゆるディエッサー機能です。

 

BREATHはゲートの効きが強いので微調整で詰めていかないといい感じに抑えれないです。

SIBILANCEは簡易的な割にほどよい感じで歯擦音を抑えれます。

 

◆CLARITY

WARMTHの隣にあるCLARITYですが、マニュアルには「中域と高域の不快な成分を抑える」と書いてましたが、素材によっては効果がわかりづらいです。

 

録音状況によって変なピークが出てたりするときに効果を発揮するものかもしれません。

 

◆まとめ

新機能が増えてGR1より出来ることが増えたのは良いことなんですが、GR1持ってる人が定価199$で買う必要はないかなというレベルでした。

 

僕は予約組で99$で買ったんですが、この価格だとありかなーそれでも少し高い気もしてます。

JSTは頻繁にセールやってるんで、ブラックフライデー狙いがいいかもです。

 

GR1持ってない人はGR2を買えばほぼ同じことができるので良いと思います!

 

 


E-mail MagazineKeinoaza公式メールマガジン

メルマガ限定講座
誰も教えてくれなかったミキシング上達法配付中



お問い合わせは info@soundexistence.jp まで

Keinoazaへの
ご依頼はこちら